感動したクラシック曲の演奏(ベートーヴェン、ラヴェル)
ピアノの先生にベートーヴェンの聴き方を教わった。
ベートーヴェンの作品はピアノ→オーケストラ→弦楽四重奏の順に濃縮されていくとのこと。作品の数も濃縮されていく方向に減っていく。
初期の曲から聴いた方が年代記として楽しめそうだけど、先生が作曲家を目指した理由に挙げていた晩年の弦楽四重奏から聴いた。
弦楽四重奏曲第十四番。
初めて聴いた時、涙が溢れた。
和声を学び始めて、クラシックの美学を少しずつ肌に感じている。
技法の歴史と並行して名曲を聴くことは感動をより一層高める。
次はラヴェルにピアノを教わったというヴラド・ペルルミュテール。
ラヴェルの曲は透明感を持ってガラスのような演奏をされることが多い。
それはそれで美しいが、ラヴェル自身の演奏を聴くと印象が変わる。
彼の曲は肉体を授かって初めて躍動する。
ラヴェル自身の演奏やペルルミュテールのような弾き方ができるようになりたいと思った。
人の演奏の歴史がこうして共有して聴けることがとても嬉しい。
今日も音楽の勉強を頑張ろう。
「B Minor Waltz / Bill Evans」の進捗(2021年6月30日(水))