毎日たくさんの老人と関わると細かな違いが大きな違いに見えてくる。
そして、お育ちってやつは、誰かにしてもらったこと、されたことが顕著に出る。
年寄りになっても根っこは変わらない。
どんなに金を使っても、本を読んでも、この快不快への小さな感動ってやつはある程度自動化されてる。
- 優しくされることになれてない。
- 丁寧な対応をされると孤独を感じる。
- 些細な言葉使いで人を疑ってしまう。
育ちの悪いやつが弱者になった時の孤独は、見ていて辛い。
彼らに自己肯定感を持たせるためには、育ちの悪いイイ若者が身近にいることだと思ってる。
マズローのピラミッドは有名だが、ケンリックのピラミッドを隣に置くことで人間をもう少し深く見ることができる。
- 子育て
- 配偶者の維持
- 配偶者の獲得
- 地位/自尊心
- 所属
- 自己防衛
- 緊急の生理的欲求
マズローのような知的な欲求が勝ったピラミッドを建てるのはインテリの夢であって、哺乳類としての目的はケンリックに近いと思ってる。
繁殖相手を探すことも、繁殖することも、子育ても、その目的への欲望が薄らいだ人間に何が残るのか。
老人から感じる人間の目的は、先々の指標になる。