それは、太陽と番った海だ

楽しい1日は睡眠から

「君たちはどう生きるか」の感想

昨日、レイトショーで観てきた。簡潔な感想は許されたという気持ちだった。

 

映画全体が岩波少年文庫の名作を宮崎駿の鍋で煮詰めたシチューで、彼の自伝のような浄罪の物語に感じた。観る前に想像していたのはシャガールの絵画のような映画。それをアニメーションという形で本当に実践していた。シャガールの自伝はほぼ全編が詩のような世界に包まれている。この映画も宮崎駿の詩的な自伝かもしれない。

 

男の子の視点で描かれているからか、懐かしさに溢れていた。仲の良かった女友達や昔の彼女たちが苦なく思い出された。辛い記憶もたくさんあるはずなのに、自分を変えた出来事が優しく引き出されていった。

 

この作品は優しい。男の子にこれから起こる事。大人の男が体験した事。それらが児童文学らしい向こう側の出来事として描かれていた。80歳を過ぎた男がこの作品を作った事に感謝したい。

 

この映画を歌で例えるなら赤とんぼだ。事実と詩の境目に、生きる残酷さが救われる。

 


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夏の夜

夜遊びがしたくなる季節になってきた。彼女と話しながら、いつの夜遊びが楽しかったか考えてみた。

 

最高の夜は中学生の頃に神社で仲間と雑談していた時で、五感をフルに使った体験が記憶に残ってる。静かな夜に夜風に当たりながら虫の声を聞くのは本当に良い。冬の夜に星空を眺めながら煙草を吸ってたのも幸せだった。もうやめた煙草だけど、冬の夜だけは吸いたくなる。

 

五感を使った記憶は忘れないんだと思った。金を使って楽になるよりも大切な事があった。

 

 

 

習慣の生き物

仕事で親世代の人を一か月間指導した。そして、辞めていった。

あまり敬語が使えない人で権力がある人以外にはほとんど横柄なタメ語だった。

バブルの自慢話とへりくだる態度が親世代のバブリーマンの象徴だった。

 

なぜ採用されたのか…

一か月間ずっと夢見悪くて大変だったよー…

久しぶりにカフェモカ

今日はとても体調の良い休日。たくさん寝た。夜にスタバに行く。

 

最近、ピアノの上達を体感できてる。先生のおかげで世界が本当に広がった。近所にスタインウェイB-211を弾ける練習室を見つけたので4月に行ってみようと思う。

 

休日はカレー。インドカレーを自分で作れるようになったので昼から優勝できる。春に咲く花になったような気持ちで静かに部屋で優勝。カレーは美味しい。

 

 

ジュリアス・カッチェン

ジュリアス・カッチェンという素晴らしいピアニストを見つけてしまった。なんて美しくブラームスを弾くんだ…

 


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最近の自分のピアノでは、ようやく3声のコントロールが出来るようになってきて、バスのコントロールが難しいと感じている。音の連続性に意味概念を持ち込むことの美しさを改めて実感してる。ピアノを通して音楽の理解度が上がってくると理解している人の長所が良く見える。

 

カッチェンのディミヌエンドの美しさたるや…

 

大学で哲学を学んで首席で卒業しているのも最高だ。