それは、太陽と番った海だ

楽しい1日は睡眠から

2022-01-01から1年間の記事一覧

菊の花

庭にたくさん菊が咲いている家がある。 色づいているものから、色褪せ始めたものまで色とりどりだ。 「色合いが美しい時期ですね」 「若いのにわかるんですか。わびさびですよね」 書道家の奥さんからわびさびという言葉がスッと出てきた。 土と植物がその風…

好きだった人が夢に出てきた

中高生の時に好きだった人が夢に出てきた。 多感な時期にとても近い距離感で付かず離れずの関係を過ごした。 未来への絶望で俯いてうずくまってると、よく通る声で名前を呼んで手を引いてくれる人だった。 最後に話したのは学校の先生の葬式の時で、 「受験…

節約してる

ここ数か月、ピアノの買い替えと欲しい服のために節約してる。 具体的に何をしているかというと、今欲しいものは何の代替物かを考えるようにした。お金を使うのは一瞬だし、考えずに使う事もできる。でも、この方法を使う事で不必要なものを買わないようにな…

薔薇が咲いた

今年は薔薇が咲く時期に雨が多かった。 11月になってようやく咲いてくれた。

たまにはドラムとベースのある音楽やりたい

クラシックばかり練習していると体を動かしたくなる。 打楽器を含んだ音楽は若者の抒情のように失われていく音楽ではない。 「今」にアクセスできる重要な要素だと思っている。 www.youtube.com 昔は若者の抒情を消費するのが怖かった。でも、今は違う。その…

先生に話した事

教室へホワイトボード用のペンを数本持っていった。 五線譜の書いてあるホワイトボードに「音の知覚と音楽の共通点」などを書きながら、口頭で概念体系などを補完して説明した。 さらに僅かな和声の知識と前述の概念体系を踏まえて曲をアナライズした。 先生…

音楽哲学

音楽を学んでいる過程で技法や理論に紐づいた仮説を思いつく。 今回は音の遠近とブラームスの「Intermezzo op.118 No.2」から着想を得た。 音が表す知覚=距離と時間。音楽的技法はこれに深く結びついている。 進行が繰り返される事によって循環的時間を体験…

○○くんてさ〜、普段何してるの?

こういう質問は答えるのがめんどくさい。 素直に答えたところでこんな質問してくる人の反応なんて知れてる。 (生きてる世界が違うので、向こう側でどうぞ) 知識や技術への探究は天井が見えそうで見えない。こっちは真理が知りたいんだ。その真理を結びつけた…

(季節・太陽・東雲色):||

苦しかった夏が終わった。 大好きな冬が来る。 しかし、繰り返される季節が情緒を揺さぶるのだ。 幾重にも重なった大小の輪を想像してほしい。 一日が過ぎることも、季節が変わることも、人が死ぬことも、すべて輪になっている。 そして、この循環する輪がぼ…

アオサギと木の杭

いつも通る川の中心に木の杭が数本ある。 今朝、その木の杭にアオサギがいた。 10月になるとシラサギの数も減ってきて、冬の気配がする。 この地域における季節とは。 鳥と稲と空である。 アオサギ好き。

猫と寝んね

昨晩、猫ちゃんが一緒に寝てくれた。 ゴロゴロと喉を鳴らしながら枕元にきて、撫でろと要求してくる。 猫ちゃんの幸せそうな顔とフワフワの毛が夜中に襲ってくるのは、良くも悪くも猫との暮らし。 喜びを共感することを教えてくれた猫ちゃん。 心を開く恐怖…

関係性の余白

早寝早起きをして、快適に過ごす毎日が続いている。 帰宅してほんの少し筋トレをしてお風呂。これが夜に寝つける理由になっていると思う。 今日は関係性の余白について話したい。 新生FF14をβから始めて1年ちょっと、最初のナギ節が来た辺りで周りがオフ会を…

原神のオンラインコンサート

原神オケのクオリティがやばすぎて、目を閉じて耳を澄まして聴いた。 ゲームのオケに対する印象がずっとよくなかったけど、原神のオケに対するこだわりといか、お金の払い方すごい。(リハ含めてすごい金額がかかる FFのオケコンがとても辛かったから、好き…

お育ち

毎日たくさんの老人と関わると細かな違いが大きな違いに見えてくる。 そして、お育ちってやつは、誰かにしてもらったこと、されたことが顕著に出る。 年寄りになっても根っこは変わらない。 どんなに金を使っても、本を読んでも、この快不快への小さな感動っ…

ゴドフスキー

限られた時間と指の体力を何に使うか。 特に体力使う曲を練習するならどれにしようかめちゃくちゃ悩んだ。 モーツァルトやベートーヴェンもいいんだけど、ゴドフスキーが一番集中できる。 アムランのような美しさを目指したい。 www.youtube.com

Everything must go

虫の音が秋の夜を告げた。 過ぎ去った季節を振り返る侘しさ。 それを「郷愁」と呼んでいいのかはわからない。 ただ振り返る季節の数が多くなったから、そう感じるのかもしれない。 この季節に良く聴いていた曲を聴いてみようと、ふと思った。 それがこの「Ev…

おじさん構文

30歳を過ぎて自分も周りもおじさんおばさんになってきた。 何かを学ぶことも、敬える人と出会うことも少なくなってくる。 過去のロールモデルばかりが目に付いたり、新しいものに刺激を感じなくなる。 そういった状況が導くのは、孤独であって、誇張された過…

水曜日はお休み

チェスを買ったので今日は定跡(チェスはこう書くらしい)と手筋を勉強する。 オンラインで遊べる対戦ゲームはほとんどが不完全情報ゲームで、5vs5になるとさらに確率のゲームになる。 ポーカーも然り、不完全情報ゲームから得られる満足度は完全情報ゲームに…

さよなら、Fさん

今朝、突然「今までありがとな」と言われた。 2年半の付き合いになる利用者さんとの別れである。 似たもの同士というのは年が離れていてもわかるものだ。 同じ孤独を背負った男同士は、気を使いすぎずに済む。 高齢者との別れは、「またどこかで会おう」では…

冬仕度

今日は冬に向けて毛布とコタツ布団をコインランドリーで洗う。 そのあとは夏に切れた腕時計のベルトを替えて、チェス盤を探す。 先日、音楽の先生と有閑階級とインターネットの話をした。 先日、先生との雑談で「かつてのインターネットは有閑階級が作ってい…

違国日記とヤマシタトモコ

好きな漫画家の1人、ヤマシタトモコについて語りたい。 この作家のどこが好きか、それは自身の多様性の中にある「自分とは何か」を問うところにある。 まだ名づけられていない自身の多様性、その一つ一つに名前を付け、バラバラに感じていた自分を統合する。…

ソコロフとピアノ

先日、40年前のヤマハのアップライトを弾いてきた。 お世話になってる調律師がリビルドしたもので、弦はフランスのステファン・ポレロに張り替えてあった。 整調、整音を出来る限り行った自信作と言っていた。 弾いて驚いたのは弾きやすさ、音量、響板の鳴り…