それは、太陽と番った海だ

楽しい1日は睡眠から

先生に話した事

教室へホワイトボード用のペンを数本持っていった。

五線譜の書いてあるホワイトボードに「音の知覚と音楽の共通点」などを書きながら、口頭で概念体系などを補完して説明した。

さらに僅かな和声の知識と前述の概念体系を踏まえて曲をアナライズした。

 

先生に話す事で整理された事がいくつかある。

その中で気づいたのはパラダイムを消費する事に慣れてしまっている事だった。

 

楽家しかり、芸術が追い求めるものは本質の探究であって、新たな規範を作るというのは通過点でしかない。

 

知の明晰さを持って、哲学的探究をする楽しさ。これは1つの作家のモチベーションだと思う。それは偏執的であっていい。パラダイムなど後付けの説明でしかない。

 

自身の持つ志向性と情熱を冷たい風に当てる必要はない。

 

今回の発見で演奏へのアプローチが変わった。ボヤけていた世界が開けた上に、明確な意図を、音に触れながら再現しようと試みる事ができている。

 

また、自分の未熟さを痛いほどに感じている。より遠くに、まだまだ辿り着けない先に、先生や偉大な音楽家たちがいる。

 

自分の人生でどこまで進めるか。楽しみになった。